
横浜市戸塚区の大人のピアノ教室、講師のしばやまです。
当教室への入会当初、もしくは買い替えの時に、生徒さんにおすすめの電子ピアノを相談されることが多いです。ここでは、主に当教室に入会した生徒さんや、「大人の」「初心者」の方に向けて、おすすめ電子ピアノを紹介します。
※この記事は、当教室の講師の独断であること、主にポピュラーピアノ教室である当教室の生徒さんを想定して書いています。万人向けとは限りませんのでご了承お願いいたします。もし、どなたかの参考になれば幸いです。
※当教室では、61鍵盤キーボードなどから電子ピアノに買い換える生徒さんが多いので、ここでは88鍵(普通のピアノと同じ)の電子ピアノについて記載します。
※本記事は、ホームページ移転前に書いていたものをリニューアルしている途中のものです。
以下少しずつ書き加える予定です。
現在載せている記事だけでも参考になるかと思いますので、よろしければごらんください。
すぐにおすすめ電子ピアノを知りたい!という方は、
こちらをタップ(クリック)!
Contents
電子ピアノを選ぶ時の基準
電子ピアノを選ぶ時に気にする点は、主に次の3点です。
・据え置きするのか場所移動の必要があるのか
・鍵盤のタッチ・フィーリング
・機能(シンプルか多機能か)
この3点プラス予算になります。
メーカーは特にこだわりがない場合、二の次でよいでしょう。ここでもいろいろなメーカーのものを紹介します。
(安心して使えるのは、ヤマハ、カワイ、ローランド、カシオ、KORGあたりの楽器です)
また、最近の電子ピアノは、どれも実際のピアノの音質を上手に真似ていてきれいな音が出ます。海外有名ピアノブラントの音を真似ているものもあります。そして大抵何種類も音が入っていますので、ここでは音質には触れずに書きます。
ざっくり言えば、音質と鍵盤のタッチは価格に比例して良くなるとお考え下さい。
それでは、3点それぞれについて解説します。
据え置きタイプか、場所移動の必要があるのか
電子ピアノには、据え置き(場所固定)するものと、場所が移動できるものがあります。
住宅事情で据え置きが難しいことが多いので、最初に確認してください。
88鍵の電子ピアノ、自宅で見ると思ったよりも横幅があり、大きいと感じます。特に家族がいる場合、家族からのクレームになりますのでご注意ください(笑。でも大切なことです)
場所移動可能なタイプは、鍵盤部分だけで売っていて、別にスタンドを使います。スタンド込みセットで売っている場合、スタンド別の場合がありますので、購入時に気を付けてください。
弾かないときにはピアノを立てかけておく、スタンドも折りたたんでしまうことができます。
自宅のいろいろな場所で弾く可能性がある場合、外に持ち出して弾く可能性がある場合は、場所移動ができるタイプを選びましょう。
鍵盤のタッチ・フィーリング
電子ピアノの鍵盤のタッチの技術進歩には、目覚ましいものがあります。
当教室に25年ほど前に購入した、40万円程の某電子ピアノがありますが、今、それよりも鍵盤のタッチが素晴らしいものが10万円位で購入できます(涙、笑)
アコースティックピアノの進化が緩やかなのに対し、電子ピアノの進化は家電と同じとお考え下さい。
ですので、誰かから古い電子ピアノをお安く譲ってもらうより、最新の低価格電子ピアノを購入することを強くお勧めします。
タッチと言われても、ピアノ初心者の方にはさっぱり分からないと思います。
ここでは、普通のピアノ(アコースティックピアノや生ピアノと言われることが多い)のタッチと比べ、違和感が少ないという基準でおすすめ電子ピアノをご紹介します。
普通のピアノがやはり一番弾きやすく、上達します。
普通のピアノと比べて違和感が少ないものを選んでおくと、上達の妨げになりませんし、将来普通のピアノを弾くことになっても対応しやすいです。
その他、鍵盤の重さに気を付けてください。ピアノとして使う場合は、ピアノと同じくらい"重い鍵盤"のものを選びます。
「電子ピアノ」という名前のものは、大抵重い鍵盤ですが、キーボードやエレクトリックピアノなどの名前の88鍵のものは、軽いもの重いものいろいろです。楽器店・家電量販店で現物を確認するか、指導者がいる場合は、一度仕様を確認してもらってください。
(もしよろしければ、それくらいの事でしたら当方に相談してもらってもいいですよ^^ あまりにも殺到したらやめますが(笑))
機能について
電子ピアノは、ピアノとして使うことに特化したシンプルなものと、音色数が多くドラムの音が出たり、自動演奏機能があったりの多機能なものに大別されます。
このあたりは、ご自身のやりたいことで決めて良いでしょう。指導者がいる場合は相談してみましょう。
シンプルなものでも、ピアノのの音何種類かと、数は少ないですが、ピアノ以外の音が入っていることが多いです。
あと、大抵ついているとは思いますが、メトロノーム機能はあったほうがよいです!
その他あったら便利なのは、録音機能や音源のデータを扱えるものです。音源に合わせて演奏したり、音源の耳コピをする場面で重宝します。
そして、最近便利だなと思うのは、Bluetooth対応スピーカー搭載の電子ピアノです。
スマートフォンで鳴らした音を電子ピアノのスピーカーに飛ばすなどして、マイナスワン(カラオケのようなもの)音源に合わせて演奏することもできます。
ピアノとして使うだけでしたら機能にそれ程こだわりは必要ありませんが、音楽制作に使うなど特殊な(?)用途がある場合は、機能をしっかり確認してください(MIDI端子が必要だったりします。端子の種類を確認しましょう)。
そして、自分なりに候補機種を選んだら、指導者がいる場合は買う前に一度先生に確認しましょう。
付属品・その他
何が付いていて何が付いていないのか確認しましょう。
*椅子・・・購入するのであれば、高さ調整できるものがよい。
*キーボードスタンド・・・机で代用できることもありますが、あると便利でしょう。
*ペダル(少し上達したら使います)・・・最低ダンパーペダルというものが1本必要。3本ペダルならなおよし。どうしてもない場合は、あとで買い足すこともできます。
*ヘッドホン・・・オマケ的に付いている場合があります。しかし、付属品のヘッドホンはそれなりです(笑)
*スピーカー(!)
そんなの付いていて当たり前と思うかもしれませんが、付いていないものもあります。
電子ピアノという名前のものには大抵付いていますが、キーボードやステージピアノという名前のものにはスピーカーがない場合が多いです。
(その場合は、他にスピーカーアンプという機材が必要です。ややこしいので、初心者の方はスピーカーが付いている電子ピアノをおすすめします。)
おすすめ電子ピアノ
電子ピアノは3万円台位からもありますが、鍵盤がキーボードのようにへこへこだったりします。せっかく購入するのであれば、安くても6万円台、7~10万円位のものを購入したほうが後悔がありません。
参考までに、コロナ禍の時に電子ピアノがものすごく売れたのですが、主に売れている価格帯は6万円くらいのものだったそうです。
それでは、おすすめ電子ピアノを紹介していきましょう。
実売価格10万円程度以下の電子ピアノ
10万円程度以下:据え置き型
据え置き型の良いところは、最初からペダルが3本付いているところです。
ペダルは最初のうちは使いませんが、少し上達すると使うものです。
(当教室の生徒さんは始めて1年弱くらいで使い始めます)
移動可能の電子ピアノの場合、セットで付いているペダル(それも1番使うペダルが一本だけ)が使いづらく、結局もっと良いものを買いなおすケースが多いようです。
それでは、まずはカシオのおすすめを紹介します。
◆CASIO Privia PX-870(カラーバリエーションあり)

上記PX-870の下位機種も評判がよいです
◆CASIO Privia PX-770(カラーバリエーションあり)

また、上記機種と同等のKORG製品は、
◆KORG 電子ピアノ XE20SP

◆KORG 電子ピアノ LP-380

旧型ですが、在庫があればこちらもおすすめです。
10万円程度以下:移動可能な鍵盤
◆CASIO Privia PX-S1100(カラーバリエーションあり)

コロナ禍に爆発的に売れたPX-S1000という機種の後継機です。
このピアノのスピーカーはBluetoothスピーカーにもなります。つまり、スマートフォンに入っている音楽をピアノに飛ばして鳴らすことができます。
<純正スタンドを使うと、事実上据え置きになります!>

◆Alesis Prestige Artist

上記でおすすめメーカーの中に入れていませんでしたが、
米国メーカーAlesisが、良い電子ピアノを出しているので書いておきます。
>>Alesis Prestige Artistの使用レポートはこちらをお読みください(準備中)
指の強弱をちゃんと拾ってくれるグレーデッドハンマーアクション鍵盤に加え、ダンパーペダルがいかにもオマケのものではなく、しっかりしたものが付いています。
譜面台大きい!(写真で想像するより大きいです)
海外メーカーだと気になるところですが、日本語の取扱説明書、ちゃんとあります。
6万円を大きく切って、このクオリティーはすごいと思いました。
◆Roland FP-30X(カラーバリエーションあり)

実売価格10万円~20万円未満のおすすめ
比較的低価格で、ある程度のクォリティーや安心感を得たい場合、個人的にはこの価格帯をおすすめします。
10万円~20万円未満:据え置き型
◆Roland HP702(カラーバリエーションあり)

以前、Roland HP603 CRSという機種を試弾して素晴らしいと感じたのですが、その後継機種がHP700シリーズです。
◆Roland HP704(カラーバリエーションあり)

HP702の上位機種です。
販売店によって20万円を切ったり超えたりしていますが、こちらで紹介しました。
10万円~20万円未満:移動可能な鍵盤
Coming Soon・・・
実売価格20万円~30万円未満のおすすめ
20万円~30万円未満:据え置き型
◆カワイ CA401(カラーバリエーションあり)
以前、カワイのCA49という電子ピアノを触ったときに、「この価格でこの自然なタッチ!」とビックリしました。
その時は確か20万円を切っていました。
楽器店大賞2021ののデジタルピアノ部門で大賞を受賞しているそうです。納得の受賞です。
このCA49が出るまで「低価格の電子ピアノはRolandかCASIOが良い」と思っていたのですが、カワイも良い機種を出してきたと思ったものです。
CA49は生産終了となりましたが、その後継機種がCA401です。

◆カワイ CA501(カラーバリエーションあり)
CA401の上位機種が豊富に用意されています(CA501、CA701,CA901)。
上位機種のうちで、実売価格20万円~30万円の価格のものは、

◆CASIO PX-S7000 (カラーバリエーションあり)

家具調と言われる電子ピアノです。最近増えています。
これはかわいいですね。
無名メーカーからも家具調の電子ピアノが発売されていますが、CASIOのクォリティーが担保されながら、インテリアに馴染むのがうれしいですね。
足元がすっきりしていますので、圧迫感がありません。
この形でスピーカーが付いているのか心配になりますが、ちゃんと付いています。
実売価格30万円以上のおすすめ
30万円以上になると、主要メーカーはどのメーカーも本気を出してきます。
ある程度しっかり上達したい、でもアコースティックを置くことは難しい場合は、これくらいの価格のものをお勧めします。
30万円以上:据え置き型
◆Roland KIYOLA (カラーバリエーションあり)

国産家具のトップメーカー「カリモク家具」とローランドが共同開発した電子ピアノです。
高級電子ピアノとしてのクォリティーを持ちながら、洗練されたデザインでインテリアに馴染みます。
上ですでに紹介したCASIOのPX-S7000と同じようなコンセプトの電子ピアノですが、CASIOはかわいらしく、KIYOLAおしゃれです。
こちらも足元に圧迫感がなく、ちゃんとスピーカーも付いています。
おすすめキーボードスタンド
移動可能な電子ピアノには、机の上などに置くよりもキーボードスタンドを用意することをお勧めします。
また、88鍵電子ピアノはそれなりに重量があります。必ず許容質量を確認してください。
以下、おすすめのキーボードスタンドを紹介いたします。
◆ROLAND KS-20X

許容質量:最大75kg
大抵のポータブルな電子ピアノは問題なく置けます。
◆ROLAND KS-13

許容荷重:最大70kg
大抵のポータブルな電子ピアノは問題なく置けます。
まとめ
Coming Soon・・・